不定期読書記録

ただひたすらに本の話を

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ホーキング、自らを語る

スティーブンホーキングといえば、言わずと知れた理論物理学者であり、彼の名を聞くと大抵連想されるのはALSという難病と宇宙のこと。彼の「時間小史(邦題:ホーキング、宇宙を語る)」は大ベストセラーとなった事からもそれは明らか。 本書はそんなスティー…

それからはスープのことばかり考えて暮らした

一番好きな本は?という問いを立てた時答えるのはかなり難しい。 何度読んでも最後には涙が出るような小説も「好き」かもしれないし、重厚な古典文学も「好き」かもしれない、文章がサラサラと流れるように美しいエッセイも「好き」かもしれないし、可愛らし…

左目に映る星

ネガティブを書かせたらこの人の右に出るものはいない!という何とも私好みで、一般受け良いのかなこれ、と思わず心配になってしまうような帯の言葉を見て思わず買ってしまった作品。本作は奥田亜希子先生のデビュー作にしてすばる文学賞受賞作だ。 主人公早…

はじめまして

本はいつもそばにいてくれる友人の様な大切な存在。 悲しい時には、その悲しみにそっと寄り添い、 嬉しい時には、その気分をもっと盛り上げてくれる。 「物語」というものが持つ力はあまりにも大きなものであると思う。 私は昔から、読書をする事が一番の趣…